●2009年7月5号認定作業雑感
■経営お役立ち情報 ビジネスヒント情報―――――――――――■
「 5号認定作業雑感 」
■――――NPOみなと経営支援協会 中小企業診断士 河村 保輔■
昨年11月より今日まで港区役所で不況業種の申請者に対して5号認定作業を行っています。5号認定作業は港区役所からNPOみなと経営支援に委託され、NPOみなと経営支援の会員である多数の中小企業診断士が従事しています。
私たちの目的は認定作業を的確にスピーディーに行うことにより中小企業者の資金繰りが円滑に行くように支援することです。そのため実際の認定業務だけではなくお客様からの問い合わせ等の窓口業務、認定に関する事務処理業務、調整役など役割分担を決めています。
私の役割は主に調整役です。お客様や区の職員の方と診断士との間に立って認定作業をスムーズに進めることやその日に受理した認定書類を第3者の目でチェックしその日に訂正してもらうことが主な役割です。
毎日数十社の企業が認定申請に来られ、この8ヶ月で認定申請された企業は膨大な数です。認定には中小企業庁で定めた明確な基準があり、その基準を満足しているかを評価することが認定作業であり、同質的作業で均一性は求められるが特別なスキルは必要としません。
本来“士”業は、個人志向が強く、個人の得意スキルで勝負します。そのためくせのある人が多い気がします。そのため同質的な作業の中で均一化が保てるのかという懸念がありました。
人が集まればグループが出来ますがただ単に人が集まったグループとチームは違います。チームにはリーダーとミッション・目標が欠かせません。チームの優先順位のトップは目標を達成することです。仲の良さ、居心地の良さというのは必ずしも必要ありません。
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