どうする社長 あなたの会社の後継者は
●後継者問題がうまくいかなかった会社の81.9%は廃業・清算、残りの18.1%は他人や他社への譲渡をしているというのだ。
●事業を営む親を持つ子のうち、8.3%は「自分が承継することが決まっている」と回答、「決まっていないがそのつもり」の9.7%と合わせても、18.0%の子供しか親の事業を継承する意思がないという。また、「自分以外の者が継承することが決まっている」の18.2%を合わせても、36.2%の会社でしか後継者は決まっていない。残りの63.8%のうち、49.5%は「親の会社を継承する意思なし」と回答している。
●「中小企業白書2005年版」によれば、こんなショッキングとも思われる記事が掲載されている。これに「まだ考えていない」の14.3%を足すと、63.8%の会社で親族の継承が決まっていないことになる。この数字の中には、親が「我が子には継がせない」と決めているケースも入っているに違いない。だが、それを差し引いたとしても、なぜ子供が継ぎたくないのか、が問題です。(その理由は中小企業白書に載ってます)
●我が子を経営者として育成できればそれが最善だろう。そのためには、我が子からみても親の事業が魅力的に思えるものでなければならない。そのためにも、経営の理念や長期的な発展展望の絵を描かなければならないのだ。
●我が子に経営ビジョンに語ることが、最高の後継者対策だと思いますが。
●さて、あなたの会社ではいかがですか!・・・
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渡邉ビジネスシステム研究所
中小企業診断士 渡邉 勲
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